矯正治療は、基本的に健康保険の適用外となる「自費診療」です。
ただし、顎が左右にずれていたり、前に大きく出てしまっている顎変形症と呼ばれる方の中の、顎の骨を切る手術をともなう治療が必要な場合に限り、保険が適用されることがあります。

当院では、できる限り歯を抜かない治療を心がけています。
特に小児矯正では、顎の成長・発育を利用して歯がきれいにならぶスペースを整えるため、抜歯をおこなわずに治療できるケースがほとんどです。
ただし、歯ならびの状態によっては、抜歯が必要になってしまう場合もありますので、しっかりとご相談のうえ、治療方針を決定いたします。

床矯正の場合は、おおよそ2〜3カ月に1回のペースで通院いただきます。
取り外しできる装置を使用するため、ご自宅での装着管理が中心となりますが、定期的に装置の調整や歯の動きの確認をおこなう必要があります。

永久歯への生え変わりが完了してから、1年ほどの治療期間がかかると言われています。
ただし、歯ならびの状態や成長のスピードには個人差があるため、カウンセリング時に治療期間をご説明させていただきます。

床矯正装置は、1日8～10時間の装着が目安となります。
基本的には就寝時の装着をお願いしており、必要に応じて日中も装着していただく場合があります。
お食事や歯みがきの際に矯正装置を外し、専用のケースに保管してください。
また、装着時間を守らないとご希望の歯ならびにならないため、毎日の使用を習慣づけることが大切になります。

もちろんかまいません。
矯正相談をしたからと言って、必ず当院で治療を受けなければならないことはないため、まずはお気軽にご相談ください。
矯正治療は、他の歯科治療と比べて期間が長くなることが多いため、治療内容だけでなく、スタッフや通いやすさなどをしっかり見てご検討ください。